前回もお伝えしたように今年は暖冬傾向の為、春の訪れは早かったのです。
とはいえそこは東北青森の冬です。降り積もる雪の重さと寒さに耐えたにんにく達はその分、土の中でしっかりと栄養を蓄え成長し春を待っていました。そんなにんにくの収穫は6月末ころから始まりますが、その前の農家のみなさんのビッグイベントといえば?そうです。「田植え」です。
「桜前線」と同じで日本の「田植え」も西日本から東日本へと北上しますが、田子町の今年の「田植え」は今週15日の日曜日あたりがピークになりそうです。
そうなんです。兼業農家が多いので「日曜日に家族総出で田植えをする」のが現在の東北各地で見られる春の風物詩なのです。この日はもちろん「田植え」がその家族にとって最大の仕事なのですが、同時に「田植え」=「家族が集まる楽しい一日」でもあるのです。
普段は実家を出てサラリーマンをしている子供や孫達が
この日ばかりは田舎のじいちゃん、ばあちゃんと一緒に「田植え」を行い
みんなでご飯を食べる日なのです。
家族が揃ってみんなの健康と今年の豊作を祈りながらご飯を食べる日、
それが「田植えの日」なのです。